「物語ることば研究所」では主に、3つのことを行っています。
①研究・発信
②教室(ws・レッスン)
③公演(語りの会、朗読会など)
※これと並行して、2019年より北海道シュタイナー学園にて言語造形と演劇の講師もしております。
物語ることば研究所」では、
「人がことばを語ること」に、こころを込めて、向かい合います。話す(語る)ことばの芸術性を高め、また、こころを高く、そして健やかに生きることのつながりを探求・研究しています。
ことばを、身体をめいいっぱい使って取り組むこと、空間いっぱいに息を吐くこと、ことばの一音一音を大切にすること・・・。深い息遣いとともに織りなされる中で、ことばは磨かれ、空間の中に彫刻されるようになります。それはまさしく、ことばの芸術です。
朗読や、おはなし、語りなど、舞台上のことだけでなく、日常話すことばも、温かく、生き生きとしたものとなるように、と思っています。
*発信について
発信は、主に、ブログに書いています。
私は言語造形(シュタイナーの思想に基づく言語芸術)を土台にとらえていますが、他にも、様々な先人たちの本を紐解きつつ、稽古をしながら学び得たこと、考えたことなどを文章にして発信しています。過去のものは、こちらのブログをご覧ください。
育みたいものがあります。それは、日々話す、この「ことば」と「声」を大切にし、敬うということです。
(ことばは、生命、現象をあらしめる種子。声(語ること)は、その種をまくこと、と捉えています)
そのことを通して、自分と他者を、より尊ぶことのできる私に育ってゆきたい、そのように考えています。
・
私は、言語造形を学び、それを土台にしつつ、様々なことを学び現在に至っています。「研究」というスタンスであることを大切にし、何かの方法を妄信・絶対視するというのではありません。私がわかる範囲で、提供できることをお伝えしていきたいと思っています。
--------------------------------------
【ワークショップのこと】
「自分の声と、ことばに近づくWS」又は
「物語ることばのWS」等々と題して、ワークショップを行っています。
自分の声に近づくということは、自分に近づくことでもあると思います。自分に近づくというと精神論のような気がしますが、そうではなく、身体を使って、ことばに取り組みます。
身体を使ってことばに取り組むと、少しずつ、声が変わり、話すことばにリアリティが増してくることが感じられます。また、静けさに親しむようになり、相手のことばに傾聴する姿勢が身についてきます。
不定期に開催しておりますが、ご依頼いただければ、開催いたします。
一つのワークショップは大体2時間で構成しています。
------------------------------------------------
【レッスンのこと】
ご要望があれば、個人レッスン、グループレッスン、体験会など、行いますので、お気軽にお声がけください。レッスンは基本的に、お話や詩を声に出して取り組む、ということを行います。
〇現在レッスンは、平日の午前中や、土日の午前中に行っています。
---------------------------------------------------
Q、ワークショップでは具体的にどんなことをやっているの?
・ある日のワークショップの内容です。
〇自己紹介。お互いの想いのシェア。 〇言語造形のざっくりとした全体像のお話。
〇息・身体・声を空間に解き放つ。 〇息を身体に沿わせる。身体から秩序を与える。
〇息をしっかりと吐く。 〇ことばと息を、相手に手渡す(お手玉を使う)
〇音韻(ことばの音)と身振りのつながり。母音と子音。
〇空間に解き放ち造形することから、語りかけることへ
〇相手に語りかけることを深める。語り落とす。ことばを手渡し、肚に降ろしてゆく。
〇相手の静けさを聴き、静けさに息とことばを降ろしてゆく。
Q、レッスンではどんなことをやっているの?
・ある日のレッスンの内容です。
(昔話のお稽古で)〇語りのリズムを、身体で拍をとってゆく。
〇身体を使って、息を深く吐きつつ、息の流れを生み出す。
〇文末を丁寧に。 〇接続詞(そして/すると/ところが、等々)を丁寧に。
〇視線の持ち方(受け取るように観る)。
〇イメージを描く。呼気で描き、吸気で受け取る。絶えず、イメージを連続させる。
〇動きながら語る。動きを止めない。身体からことばを生み出す。
〇前に、前に、語る。 〇腰を入れて語る。 〇聴き手に語りかけるように。
朗読会、語りの会、昔語り……
どれも、「耳をすます」ことを大切にした、ことばを味わう時間です。
関西、九州など、地方でも行っております。
私は詩の朗読を聴くのがとても好きで、よく家族に、詩を聴かせてもらっています。
ゆっくりと、丁寧に、朗読してもらえると、実に、深く味わえるんですね。
その味わい深さは、日常の会話では、決して感じられないような、繊細なものです。
耳をすますと、声が染みわたってきます。
声が染みわたってくると、こころにポーっと明かりがともるようです。
そうして、じんわりと、細胞の隅々まで、広がってゆく心地がします。
深部体温が上がるような気さえします。
そんな静かな時間は、生きた心地を感じる時間でもあります。
ことばを味わう時間は、日常の時の流れから離れた、
不思議な時。
こころ鎮まる時間です。
ぜひ、参加してみてください。
公演の情報は、こちら「お知らせ」をご覧ください。
過去の公演はこちらのブログをご覧ください
朗読会や、おはなし会に参加してみて…
または
WSや体験会に参加してみて…
自分も、ことばを語る稽古をしてみようと思った方、
継続して学びを深めていきたいと思った方、
やってみませんか。
月に一回のコースがあります。
求める人の声があれば、コースも増やしていきたいと思っています。
これから少しずつ、輪が広がりますように。
【月に一回のお稽古】
第二・第四火曜日 9:30~11:30
参加費:4千円
【月に二回のお稽古】
【個人レッスン】
ご希望の時間で90分 5千円
※出張レッスン・ワークショップも行っています。
お気軽にお問い合わせください。
お問い合わせはこちらからどうぞ。